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世界観を作るということ

2022-11-26
こんにちは、寿楽園ブログ担当の影山です。

いつも寿楽園ブログをご覧いただきありがとうございます。

先日都内に出張する機会があったので福岡空港に向かったところ、数年ぶりに修学旅行の団体に遭遇しました。

例年なら「どこ行くのかなー、楽しそうだなー」なんて悠長に眺めていた風景ですが、ここ数年は学校行事のほとんどが中止になっているという状況を思うと、ようやく日常に舵を切りつつあるんだなと感慨深くなりました。

0か100かシーソーのように揺れ続けるのではなく、常にあるものとしてうまく向き合っていきたいですね。

さて、

話題はガラリと変わって、今日の内容は「世界観を作るということ」といったお話です。

これからの寿楽園にとって”絶対に忘れちゃいけないこと”でもあるので、最後まで全力で筆を走らせていきたいと思います。

それでは行きましょう!

世界観は自分たちで作り、そして守っていく
3年前の建て替えを期に立ち上げた新事業「charcoalbottle」は、僕たちの様々な想いを込めてスタートさせたのですが、

その一つには、まだあまり介護との関わりのない地域の方たちにも積極的に足を運んでもらえる場所にしよう、といった想いがあります。

そして、その想いを現実のカタチにするためには、いわゆる世間がイメージしている「介護施設に併設されたカフェ」とは違った商品作り、そして内装を作り出す必要があると考えました。

しかしながら法人として飲食事業に関わった経験はなく何もかもが初挑戦です。

想いはあってもカフェを運営することについてのノウハウやハウツーは皆無という状態からの船出でした。

そこでまず最初に僕たちが動き始めたことは、下薗施設長の想いに共感するスタッフを連れて東京まで出向き、都内で話題になっているコーヒーショップやカフェを片っ端から何軒もハシゴして見て回ることでした。

そして、立ち寄った先々で珈琲をオーダーして、味や価格、商品が提供されるスタイルから飲食スペースの空間作り、そしてブランドのネーミングセンスに至るまで様々な角度からカフェの勉強をし、その上で「自分たちはどのようなお店を作りたいのか、そのお店の世界観を決める」ということに取り組みました。

実際に内装工事が始まってからは、僕たちが描いている理想の世界観(ビジョン)を写真やイメージに置き換えながら施工業者の方たちに伝えていき、毎日のようにすり合わせのための会議を重ねていきました。

ちなみに、当時の様子を撮影した映像が寿楽園のモニターでも流れている、ぜひご覧ください。

「カウンターをこの高さに設定した理由」
「この大きなテーブルが置いてある理由」

など、

charcoalbottle誕生の裏には沢山のエピシードがありますので、もし下薗施設長を見かけたら当時の裏話なども聞いてみてください。

きっと喜んで教えてくれると思います。
ようやく完成しました
カフェを目的にご来店いただくお客さまに認めてもらうには、どのような空間を作っていくべきか?charcoalbottleはどうあるべきか?何を選び何を捨てるべきか?

今日までそうした選択を一つ一つ丁寧に続けてきた理由はやはり「伝えたい世界観」があるから、なのですが、当初僕たちが描いた理想から逆算して考えた時に、一つどうしても足りていない要素がありました。

それは店内を彩るインテリアとしての観葉植物です。

とても有り難いことに今日までの店内レイアウトやスタイルも好評だったのですが(未完成というわけではないのですが)、どうしても「空間の彩り」を意識した場合に何か物足りないなぁという状態が続いていたんです。

ですが、ついにこの日を迎えることができました。

念願だった最後の1ピースが埋まり、charcoalbottleとしての世界観を一つのカタチにすることができました。


一面ガラス窓という開放感を活かしたカフェスペース、中央には木目の綺麗な大テーブルとリラックス効果のある緑の観葉植物を…、そんなイメージにフィットする”良い感じの植物”をずっと探していたのですが、なかなか「これ!」といったものに巡り会えず、

どうしたものかと検討する時間が長引くにつれて「もう、これでいいんじゃない?」なんて妥協案が出ることもありましたが、

それでも最後まで粘れた(妥協しなかった)のは、世界観を作る上での重要なアイテムだからこそ中途半端なものにはしてはいけない、納得できるものが見つかるまで探そう、という雰囲気が全員にあったからだと思います。

そして、こうした場面で「諦めずに他も探してみよう」と意見が合致できた背景には、やはり焦って選んで後悔する結果は誰も見たくなかったということ、

そしてなにより「一度でも妥協してしまった世界観を後から取り戻すには膨大なコストが掛かる」ということを日頃から口を酸っぱくして伝えてきた下薗施設長の影響力が大きいのかな、と改めて思います。

ところで、

実際どうやって先ほどご覧いただいたようなcharcoalbottleの世界観にピッタリの”良い感じの植物”を見つけてきたのかというと、実はこんなにも素敵なお店と巡り合うことができ、そのスタッフさんたちにご協力いただけたことで実現しました。

植物との出会いも、人との出会いも一期一会
今回ご協力いただいたのはジ・アウトレット北九州にある『the Farm UNIVERSAL』というお店とそのスタッフさん達です。


ちょうど植物探しに難航していた時、スタッフの1人が「この前、大阪に出掛けた時に何気なく立ち寄った植物屋さんの雰囲気がすごく素敵だった」という話をしていて、もういっそのこと大阪のその店舗で購入して田川まで輸送ができればそうしたいなぁ、なんて思ってネット検索をしてみたんです。

そうしたら・・・!?

まさかのスペースワールド跡地に昨年オープンしたジ・アウトレット北九州の中にも出店されていて驚きました。

(灯台下暗しがすぎますねw)

田川から車で1時間ちょっとの場所にあるとわかるやいなや、手の空いたスタッフに声を掛けて、すぐさまアウトレットに向かうことにしました。

その日は僕も同行させてもらったのですが、お店に到着してすぐさま「あ!きっとここなら世界観にピッタリ合う植物が見つかる!」と思えるほどに、たくさんの植物が綺麗に並んでいてワクワクが止まりませんでした。

そしてさらに嬉しかったのが、お店にいるスタッフさんが僕たちのリクエストや予算について親身に相談に乗ってくれたことでした。

ちなみに、今回相談させていただいたNさんはまるで大事に育てている我が子のように植物を扱っていて、一つ一つ丁寧に手入れしている姿がとても印象的でした。

そんなザ・ファームさんからの提案を受けて、この度charcoalbottleでは「アマゾンオリーブ」と「アルテシマゴム」そして「フィカス ベンガレンシス」と「ドラセナ マッサンゲアナ」という観葉植物を設置することにしました。



イキイキとした緑が自然と視界に入ってくることで、今まで以上に居心地のいい快適な空間になってきたと思います。

これからは植物のメンテナンスもこまめに行いながら、この世界観をしっかりと守っていけるようにスタッフ一同頑張って営業を続けていきたいと思います。

それでは、また!


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