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寿楽園が強いチームになるために欠かせない「マインドとスキル」の話

2022-04-29
こんにちは、寿楽園ブログ担当の影山です。

いつも寿楽園ブログをご覧いただきありがとうございます。

今日は寿楽園で毎月実施している社内向けのリーダー研修の内容についてシェアしたいと思います。


今回の研修を受けたことで、今後は自分のチームや組織で起きるトラブルや課題に対しての捉え方が今までとは違う視点で考えることができそうです。


また、この内容は新しい職員を採用する際の【面接】でも活かせる話とのことなので、デイサービスや介護施設の新規採用を担当される方はぜひ参考にしてみてください。


マインド・スキル・マトリクスとは
さて、

長期的に発展を続けていくのは、どちらの組織でしょうか?

A:マインドは低いが、スキルは高い組織
B:スキルは低いが、マインドは高い組織

どちらだと思いますか?

詳しくは後ほど解説しますが、こうした問いに対する回答は研修に参加しているメンバーだけではなく、今後一緒に働く可能性のある人(たとえば面接に来てくれる人)にも最初に伝えるべき大事な話だと思いました。


・・というのも、


僕たちは短期的な瞬間風速を競い合う事業や組織を目指しているわけではなく、地元の田川で長期的に発展を続ける「強い組織」を目指しています。


ですが、

どういった特徴を持つ組織が強いのか?
そのことについて理解できているだろうか?
リーダーはメンバーに説明が出来るだろうか?

こう考えた時に、

正直まだまだ心細いというのが正直なところ。。

なので今回は下薗施設長から教わった強い組織に必要不可欠な「マインドとスキルの話」をしていきます。



ところで、

皆さんはマインドとスキルの関係性についてもうご存知ですか?


ビジネス書でも数多く取り上げられている概念なので、すでに詳しい人もいると思いますが、実際のところ僕と同じく【初見】の人もいるかと思いますので、

今回は僕がインプットした学びをそのままアウトプットしていきたいと思います。
長期的に発展を続けていくのはAかBか
マインドとスキルの関係性を理解しやすいのはマトリクス表を使う方法です。

マトリクス表というのは、上図のようにマインドを縦(Y軸)スキルを横(X軸)にした表のことです。


(※9のマスに番号を付けると分かりやすくなると思います)




では、早速ですが、

さきほどの【問い】を振り返ります。


長期的に発展を続けていくのはAか?Bか?


まず、Aをマトリクス表に当てはめると「マインドは低いが、スキルは高い組織」というのは【9】になります。


一方で、Bの「スキルは低いが、マインドは高い組織」は【1】のことを指しています。


この場合どちらが長期的に発展を続けるかと言うと【9】ではなく【1】の組織になります。



つまり、スキル重視ではなくマインド重視で成長していく組織が、より強い組織になるということです。


ですが、一見すると【9】の組織になる方がメリットが多くありそうな気もします。

スキルが高いわけなので、個々のサービスレベルは【1】よりずば抜けているはずです。(この時一緒に参加していた何人かはそう思っていたと思います)


でも、実はそこが落とし穴です。

絶対に間違ってはいけないポイントです。




【9】より【1】が強くなる理由は2つあります。


まず1つ目は【9】の組織にもたしかにメリット(取り分)はあります。ですが、そのメリット(取り分)はあくまでも目先の利益です。


それを手にした後にメンバーは組織を抜けてバラバラになってしまう可能性があります。


つまり、個々のスキルの追求には熱量が高く意欲的に取り組む組織だとしても、その追求はあくまでも個人のためのものです。


なぜなら、共に働く仲間と一緒に「お互いに成長していこう」といった意識が低いからこそ、その組織は【9】にいるわけですから。


そして2つ目に、このマトリクス表を冷静に見渡した時に、最も強い組織というのは【3】に到達できる組織です。(やはりスキルもマインドも両方高いことが理想です)

そのように考えた場合、【1】の組織は時間と共に(全員が助け合いながら)スキルを身に付けていくことができます。

そして、いずれは【3】に横スライドをしていくことが出来る可能性は高いです。


しかし【9】の組織の中いる誰かが「ここから上昇して【3】を目指すチームになろう」と言い出す人が生まれることは稀です。

というのも、その意識が無いからこそ【9】を選んでいるわけなので。



ここまで大丈夫でしょうか?


一度目で腑に落とすのは難しいかもしれませんが、チームや組織に所属した過去の経験と照らし合わせると「はっ!」となることが出てくると思います。



というわけで、


長期的に強い組織を目指す僕たちは【1】を目指していくべきだ!というのが下薗施設長の回答でした。
思い出すのはあの日のアルバイト経験
ちなみに、

僕がこの考え方を学んだ時に真っ先に思い出したのは過去のアルバイト経験でした。

当時を思い返してみると、すごく腑に落ちるからです。


学生の頃にスーパーのレジ店員、ピザの配達、飲食店のホールスタッフ、イベントの設営といったアルバイト経験があるのですが、

当時のアルバイト先の店長の考え方をマトリクス表に照らし合わせてみると、【1】に向かうことを大事に考えている店長の元で働いている時が一番成長できた記憶があります。


初めてのアルバイト先に出勤する人の心細さや不安を(先に経験している)知っている先輩スタッフや店長が積極的に声を掛けてくれたり、他のスタッフと打ち解けやすくするために会話の間を取り持ってくれたり、自分の仕事が大変な時でも新人や若手に手を差し伸べてくれたり。


こうした先輩スタッフや店長と働いている時に感じたことは「チームの一体感」でした。

一人ではないという安心感があったからこそ、時には辛いシフト状況が続いたとしても、それを乗り越えることが出来たと思いますし、自分が先輩になった時にも新人と誠実に向き合うことが出来たように思います。


ひょっとすると、当時アルバイトしていたお店もこうした話を元に【チーム作り】をやっていたのかもしれない、と思うと胸に熱いものがこみ上げてきました。


さて、最後にもう一つ、


僕が今回のマインドとスキルの話を聞いて改めて大事だと思ったことがあります。


それは、自分はこのチームを「どういった場所にしたいのか」「どういった方針で進んでいくのか」といったチームの前提になる「軸」をしっかりと用意しておくことが重要だということです。


どんな会社(組織、チーム、事業所)にも、そこに所属している人たちが大事にしたいもの(譲れないもの)があると思いますが、それをハッキリと明言していくことが強いチームを作るためには欠かせない要素だと感じました。


やはり、ある日突然リーダーが「じゃあ皆、今日からはスキル重視ではなくマインド重視になろうね」と方針転換をしたとしても、そういった「軸」を大事に扱わないリーダーの言葉だとしたら、きっと誰も耳を傾けないと思います。


その方針はチームに浸透していきません。


今回沢山の学びがあった中で特に参加して良かったと思えるのは、自分一人が学びや理解をするのではなく、自分と同じ部署や同じチームで働いているメンバーに対しても、この学びを伝えていくべきだと思えたことです。


そして、自分の日頃の言動から強いチームを作ることに本気で向き合っていると感じてもらえるように頑張っていこうと思います。

追伸:
下薗施設長いわく、今後の寿楽園での面接ではこの話を前提として伝えると言っていました。


僕たちはまだ胸を張って「強いチーム」と呼べる段階ではありませんし、まだまだ危うい状況も多くありますが・・・、


このようなチーム作りに興味がある人、一緒にチーム作りに参加してくれる人がいたら、ぜひ採用窓口の(TEL:0947-45-7702)までお気軽に声を掛けてくださいね!


それでは、また。


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