本文へ移動

ブログ一覧

知ってるだけであなたは勝ち組!教えます、膝のトラブル解消法!

2021-06-01
NEW
皆さんこんにちは、デイサービスの榊です。

突然ですが、皆さんは膝の痛みや不具合で歩く時や正座する時お困りではないですか?また、周りにそういう方がおられませんか?

今現在は困ってなくても先々不安だと思っている方々に対しても、少しでもお役に立てるよう頑張ってお伝えします。

一介の生活相談員である私が「膝」という極めて専門的な分野を語るのはいささか恐縮ではありますが、我が寿楽園デイサービスセンターでリハビリ全般を司る南部理学療法士(プロ)監修のもとお送りしますのでどうぞご安心を!


膝痛や膝の不具合と言っても原因は様々あります。例えば足をくじいたりして靭帯や軟骨を痛めたりする怪我の場合と、変形性関節症(関節の炎症)、腱炎(腱の炎症)、滑液包炎(膝のクッションである液体のある袋の炎症)といった生体反応が原因の場合があります。

今回はお年寄りに多く見られる生体反応が原因の膝トラブル、その中で皆さんも一度は聞いたことがある変形性膝関節症ににスポットを当てていきます。

この変形性膝関節症になる原因は、加齢因子、遺伝的因子、性的因子(女性に多い)、体重因子、などなど種々の因子が関与するんですが、なかでも関節軟骨に加わるメカニカルストレスが重要な因子だと考えられているそうです。
要するに原因は個々の状態によって異なるけど、はっきりとした答えを求めるのは困難だと言っているみたいです。

ただ、はっきりしているのは重症化すると日常生活全般に支障が生じるくらい痛みがでたり歩行が困難になったり、最悪は手術しないといけない場合もあるということです。そして日本におけるこの症状の患者は重症化してから初めて病院受診する人がほとんどなんだそうです。
我慢強い民族です。

さらに日本人の場合、すねの骨が内側に湾曲しているので体重のかかり方から内側の軟骨ばかりが擦り減りやすく、すり減った軟骨は二度と再生されないので徐々にO脚になって、それから変形性膝関節症に発展しやすいと言われています。


それではお待たせ、ここで南部理学療法士からの一言。

「O脚だと自覚した時から手を打てば、ほとんどのケースで状態の悪化を予防できます。」

まずO脚とは「両膝が外側に湾曲し、左右のくるぶしを揃えた時にひざの打合が接しない状態」と定義されています。要するに、「気を付け」をして立っている時に膝の内側に隙間がある状態です。

日本人は骨格形成上なりやすいと上記で述べましたが、実は筋力の低下、特に太ももの内側にある内転筋というO脚と深く深く関係している筋肉の衰えがO脚になる一番の原因なんです。

逆を言えば、O脚になりやすい骨格であろうと無かろうと内転筋の筋力を鍛えれば「絶対に」「完璧に」とは言いませんが、予防できるってことなんです。


では、その内転筋の鍛え方とは????

そこは皆さんネットで検索して下さい。
「内転筋トレーニング方法」などと。

なに無責任なことを言ってるんだ!とお叱りを受けるかも知れませんが、世の中には数多の理学療法士さんやトレーナーさんがおられ、それに伴いこれまた数多のトレーニング方法も存在します。
その中からご自分やおご家族さんに最も適した方法を選んでほしいんです。

私どもからトレーニング方法をご提案することは簡単です。
例えば「1日のうちにスクワット10回を5セットやって下さい」とか、「横に寝そべって足をクロスした状態で曲げ伸ばし10回を両足とも3セットやって下さい」とか。ジムに通って下さいとかとか。。。

しかし、果たしてそれが皆さんにとって「最善」な方法なのか???なんです。

どんなトレーニングでも効果はもちろんあるんでしょうが、私がここで言う「最善」とは長続きするかどうかという点を重視しているんです。せっかくやる気を出してトライしても三日坊主では意味がありませんので。

だからこそ、これなら自分にとってやりやすいし、長続きしそうだと思えるものをご自身で選んでほしいんです。。。。
そしてダメだと思ったらすぐに別の方法を探す。
決して焦らず、いつかたどり着けば良いんです。

継続は力なり!とは昔の人が残した名言ですがまさにその通りで、少ない回数でも楽な方法でもやり続けていけば効果は必ず現れます。だからやり続けられる方法を探しましょう。


とは言えやっぱりトレーニングは苦手!やっても続かない!って方、諦めないでここから先も読んで下さい。

なんと「何かをしながら、効果的にスクワットができる椅子」っていうのが発売されているんです。
これは椅子のバネのサポートのおかげで、ただ座って軽く上下するだけで効果がでるんだそうです。なのでほとんどキツさを感じずテレビを視ながらや、デスクワークしながらやれますので長く付き合えそうです。

さらに、私のように極度の面倒くさがり屋&三日坊主野郎にはEMSを。これはシートやパット状の器具を肌に密着させて電気を流し筋肉に直接刺激を与えるトレーニング方法です。

あの超有名サッカー選手が腹筋に当てて見事なシックスパックに仕上げているあれのことです。今は色々なメーカーが発売していて、もちろん内転筋に貼り付けるやつもあります。

これなら完全に器具任せなので何もしなくて横になっている状態でも出来ますし、また何かをしていても出来ますので超ラクチン!

いずれもネットなどで話題になっていまして、我が南部理学療法士も効果は期待できると言ってますので、お金はかかりますが興味を持たれた方はぜひお試しを!


まとめ、

膝関節というのはかなり複雑な構造をしていて年月をかけて徐々に摩耗していくと言われています。
ただ、やることをやると防げるのであれば、絶対にやるべきです。やらないと本当に自分自身にとって大損害なので。

そして何でもそうですが、完全になってしまった後に元に戻そうとしてもなかなか難しいので、やはり事前の予防はとても大切ですよね。

いつまでも健康に歩き続けたいとお考えの方に少しでもお役に立ったのなら幸いです!


今回は変形性膝関節症にスポットを当てましたが、違った膝痛のことや、また膝以外でも皆さんの健康にとってお役立ちできる情報を今後シリーズ化してお送りできればと思っています。

もちろん南部理学療法士監修のもとで。。。。



それではまた。

TOPへ戻る