本文へ移動

ブログ一覧

介護サービスを選ぶときに知っておきたい視点

2021-03-20
どうも、施設長の下薗(シモゾノ)です。


さて今日は、
「介護サービスを選ぶときに知っておきたい視点」という話をしたいと思います。

介護施設へ入居する「住まい型」のサービスから、自宅でサービスを受ける「訪問型」まで、幅広いメニューが準備されている介護サービス。どの「型」のサービスがご本人にとってベストなのか頭を悩ましますが、その先にはどの事業者のサービスを利用するのか?という悩みも出てきます。
お察しのとおり選定方法は相見積もりになってくるのですが、その実、介護事業者は基本的に自由価格設定できないルールになっています。

「住まい型」を題材に、社会福祉法人が運営する特別養護老人ホームに限定した話をしていきますネ!

料金の決定要素
介護サービスの料金は3年毎に国が定める単価で決まっていく仕組みになっていて、月々の利用料金は主に次の要素で決まっていきます。

1つ目は、基本料金と家賃。
「個室型」と「相部屋型」の2タイプの施設がありますが、単純に個室型の方が住環境が良いので1日あたりの基本料金は高めになります。これに連動して1日あたりの家賃も高く設定されるため、月額になると万単位での差が発生します。

2つ目は、年間所得の額。
市町村税が「非課税世帯」と「課税世帯」のどちらに該当するのか、さらに、年間所得金額が「80万円以下」か「80万円以上」のどちらに該当するのかで金額が大きく変わってきます。

3つ目は、要介護度。
1〜5で区分される要介護度のうち、要介護度が高い(5に近い)ほど料金は高く設定されています。要介護度が高くなるほど、介護スタッフが関わる時間の長さや介護材料の使用量が増えることが理由です。

かなり難しいお話になりましたが、全国統一の基準で月々の利用料が決まっていきます。

施設によって変わるサービス品質
サービス利用者によって「品質の良さ」を感じるポイントはマチマチだと思いますが、ここではわかりやすく「オプションサービスの多さ=品質の良さ」で話しをしていきます。先ほどの3要素とは別に、専門職を多く配置していたり、利用者の心身状態を安定させるために各専門職がチームを組んで提供できるオプションサービスがあります。ただ、施設によって利用できるオプションの数に差がありますので、施設の選定ポイントにしてもイイかもしれません(^^)

もちろん、オプションサービスには追加料金が発生しますので月々の利用料は高くなります。
「イイものには値がつく」、介護サービスも例外ではありません!

相見積もりのオススメ視点
施設選びは住まいを決める話なので、金額やサービス品質だけで判断できないのもムリありません。
賃貸アパートを探す時に必ず「内覧」、それに該当する表現が「施設見学」になりますが、間取り等の住環境の確認と同じく重要なのが施設見学時の「肌感覚」だと考えています!

施設スタッフとの関わりから感じとれる人柄、施設の方針や受け答えの誠実さ等で選ばれることをオススメします(^^)
見積書には表示されないので難しく感じるかもしれませんが、この肌感覚で捉えた「安心感や信頼感」が「納得」に繋がるお客様を数多くみてきましたw

というわけで
「介護サービスを選ぶときに知っておきたい視点」としては大きく2つで、「金額とサービス品質を料金表や見積書で確認」して、「施設見学での肌感覚で選ぶ」ことが納得できる選び方になると思ってます。それでわ!

TOPへ戻る